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ワークショップ開催しました〜沖縄県地球温暖化防止活動推進センターの皆さま

〔開催日〕

202126日・13

〔参加者〕

沖縄県地球温暖化防止活動推進センターの推進員や職員約10人の方々

〔依頼理由〕

ナッジを取り入れ、市民の行動が温暖化防止につながるものへ変わるような効果的な手法を学びたい

〔形式〕

Zoomによるワークショップ~初級編~(1回2時間×計2回)

〔ワークショップ概要〕
ナッジを知る!

第1回ではナッジの設計方法を体感するプログラムを実施しました。モデルケースとして、「環境保護の観点から、学生食堂の1か月あたりの赤肉消費量を200kgから150kgに減らすには?」というお題を設定。学生食堂で「赤肉を使用していないメニューを選ぶ」という行動をどうやって実現させるか? ナッジはあくまで本人に選択の自由がある中でより良い行動に導く手法であり、「強制力」(例:赤肉を使用したメニューを提供しない)や「金銭的インセンティブ」(例:値下げや値上げ)は使いません。EAST〔※1〕の考え方に沿って参加者の皆さんにアイディアを練っていただきました。

デザイン思考に触れる!

第2回では、デザイン思考の考え方を体感するプログラムを実施しました。モデルケースとして、「宅急便の再配達を減らすため、SMSなどを通じて配達時間や場所の変更を利用する人を12%から17%へ増やすには?」というお題を設定。ナッジを取り入れた解決策を考えるために、デザイン思考の手法であるデプスインタビュー(※2)を使います。参加者の方々に、家族や友人などを対象として「なぜ再配達を依頼したのか」をインタビューしていただきました。その結果、「宅配ボックスを設置できない」「いつ届くのか分からず受け取れない」といった理由が集まりました。そこから、「(宅配ボックスより簡単に導入できる)宅配バッグを置く」「配達前日や当日にSMSなどでリマインドする仕組みをつくる」などのアイディアを交わしました。

ワークショップを終えて

最後に、全体の振り返りとさらに学びを深めたい方のために書籍紹介を行いました。終了後のアンケートでは、「電気やエアコンの消し忘れ防止に(ナッジを)取り入れてみたい」「海岸のごみを減らすために、ナッジを取り入れて工夫したごみ箱を設置したい」といった感想が寄せられています。

文責/スタッフT

〔※1〕EAST Easy, Attractive, Social, Timely(簡単・魅力的・社会規範に訴える・最適のタイミング)の略で、ナッジを取り入れて望ましい行動を実現させるために欠かせない考え方。

〔※2〕課題となっている人の行動の原因を深く掘り下げるため、「なぜその行動をとったのか」を聞き出し、望ましい行動につながる動機や、望ましい行動を妨げている理由を分析する手法。