BIT豪州との連携による人材育成プロジェクト

英国で世界初の政府内公式ナッジユニットとして設立された、Behavioural Insights Team（BIT）のシドニー事務所（BITシドニー）と連携し、BITシドニーの経験豊富なアドバイザーの方々から、PolicyGarageの研修講師が行動科学の知見を活かした課題解決の方法をよりよく理解し伝えていくための研修と、自治体等の個別事例へのアドバイスをしていただきました。

BITシドニーが培ってきた経験に基づいて作られた、2回、計210分に渡る研修プログラムを、PolicyGarageメンバー3名に講師育成研修として伝授していただきました。その後、同メンバーが、その研修プログラムを日本語に翻訳し、日本の自治体で行動科学を取り入れようとしている関係者向けに研修を実施することで、得られた知見を横展開しました。また、参加した自治体の事例についてBITシドニーのアドバイザーから直接アドバイスをいただきました。

PolicyGarageの月例研究会でもこの研修プログラムのエッセンスを紹介したほか、プログラムで紹介されたCOM-Bフレームワークについては、他の事例でも活用が大きく広がりました。

※本プロジェクトは、日本とオーストラリアの人的交流を支援するために1976年にオーストラリア政府によって設立された豪日交流基金から受け取った資金を活用して実現しました。